昨日図書館で借りてきた中の1冊。
舞城っぽいが舞城っぽくない。
舞城の意味不明なところはふんだんに含むも、あの圧倒的な文圧がない。
なんともメルヘンな純文系舞城作品。
それほどつまらなくもないけど、感動するほどおもしろくもなかった。

この前読んだ『煙か土か食い物』は感動するほど面白かった。
俺はいったい何に感動したのかって考えてたらそれを表現するのにぴったりの言葉を見つけた。
『圧死するような家族愛』
これだ!
あの血と暴力と破壊に満ちた奈津川家に溢れる家族愛。
ほんわかまったりな暖かい愛なんかじゃなくて、窒息して死んでしまいそうな愛に感動したのだ。

まあ何はともあれもうしばらく舞城作品を追いかけてみようかと。

ISBN:4062121131 単行本 舞城 王太郎 講談社 2003/10 ¥1,575

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