賃金の全く出ないインターンへ行って折角手に入れてきた朝起きて夜寝るといういわゆるまっとうな生活習慣(少なくとも僕はまっとうと考える)を僕は早くも失ってしまった。朝7時に起きなくてはならないという制約から解放されて寝たいだけ存分に寝ることが出来る日々を取り戻した僕は案の定大して眠くもないのに昼過ぎまで寝続けたりして夜寝れなくなった。夜になってもなかなか布団へ足を運べないのは寝るのがもったいない、寝る時間を削って何かしたいという思いが強いというのが一因なんだけど結局その何かってのは何でもなくてただ睡眠時間だけが少なくなっていく。否、睡眠時間は変わらないけど就寝時間が遅くなって起床時間もそれに合わせて遅くなって結局また就寝時間が遅くなっての悪循環にはまっていく。それから夜なかなか寝ない理由は他にももちろんあってその一つは単純に夜という時間が好きってことだと思う。夜は静かで暗くてちょっと冷たくてちょっと寂しくていろんなことをゆっくりどっしり考えたり感じたりするには最適だ。夜には夜の時間が流れててたぶんそこにはちょっと寂しがり屋でちょっと恥ずかしがり屋の夜の僕がいて遠くに聞こえる人の気配とかうっすら見える窓の灯りなんかになんとなく安心したり逆にすごく不安になったりするんだと思う。昼に吸う煙草と夜に吸う煙草は同じものでもちょっと味が違う気がするからたぶんその程度には夜の僕は存在してるはずだ。でも昼の僕と夜の僕の境界はあいまいで何時になったから切り替わるってわけじゃないしいつも必ず切り替わるってわけでもない。そもそも夜の僕なんてスイッチで切り替えられるほどには存在してない。とかなんとか夜の僕なんて意味のよくわからないものを引っ張りだして結局何が言いたいかっていうと僕は夜が好きだから夜なかなか寝ないで代わりに昼間寝るっていうNOTまっとうな生活を送っているっていうことだ。もちろんそんな昼夜逆転生活ができるのも大学生のうちだけで僕は大学を卒業した自分がどんな生活を送るのか現時点では想像もつかないけれどまともに働いているとしたら少なくともこんな生活は送れないことを知っている。だからこそこの限られた期間の中で夜という時間を楽しみたいんだと思う。まあそんなのは全部昼過ぎに起きた時大抵後悔したり形だけの反省をしたりする自分への言い訳に過ぎないんだろけど。
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