グラスホッパー

2006年3月29日 読書
いつか直木賞候補にあがった作品。

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「妻の復讐を誓った男」、「殺し屋」、「自殺させ屋」の三人の物語が徐々に絡みあっていく。

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「チルドレン」を「白」とするなら、この作品は「黒に近い灰色」、というコメントを見たことがあったけど、まさにそのとおり。
悪く言えば中途半端。
でもふと思うと伊坂小説はどれもたいがい「白」だなと思う。
伏線をばらまいて、最後に一気に回収して、ハッピーエンド的なノリがどの作品にもある。
それが伊坂小説の個性で、それが面白い。一方で、どれを読んでも同じように感じる面もある。
たまには「真っ黒」な伊坂小説を読んでみたいなあ。
それを面白いと感じるかは別問題だけど。

ISBN:4048735470 単行本 伊坂 幸太郎 角川書店 2004/07/31 ¥1,575

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