ふたりの証拠

2006年7月21日 読書
『悪童日記』続編。

作者はもともと続編を書く気はなかったらしい。
そんなわけで『悪童日記』だけでも十分に完結している。
が、まあ続編。

『悪童日記』が一切の感情を排除した淡々とした文章で描かれ、さらにはほとんど人名すら登場しないのに対し、本作は通常の小説に近い。

少年から青年へと成長した主人公の愛と絶望。

第一作に比べ最初物足りなさを感じたが、しかしすぐに物語に引き込まれた。
そして衝撃のラスト。

3部作です。ここまで読んだら次も読まずにはいられない。


ISBN:4151200126 文庫 堀 茂樹 早川書房 2001/11 ¥693

コメント

最新の日記 一覧

<<  2025年6月  >>
1234567
891011121314
15161718192021
22232425262728
293012345

お気に入り日記の更新

最新のコメント

この日記について

日記内を検索