夜の鳥

2006年8月3日 読書
児童文学が読みたい。海外作品が読みたい。
というわけで『夜の鳥』。

僕は知らなかったのだが有名な作品らしい。

欝病の父親が突然家からいなくなってしまうことに恐怖したり、いじめっこにいじめられることに恐怖したり、夜の闇に潜む何かに恐怖したり。そんな主人公の心理を幻想的な風景描写と対比しながら描いてく作品。

人の感覚なんて千差万別。なのに、描かれている主人公の心理は誰しも共感できるものだと思う。ああ、こういう感覚あったな。あれは怖かったな。あれは恥ずかしかったな。そんな風に、まるで子供特有の感覚が抽出されたかのようにリアルに描かれ、読者は共感する。でもそれだけかも。可もなく不可もなくというか。

んー、児童文学は合わないか。



ISBN:4309203817 単行本 山口 卓文 河出書房新社 2003/06/21 ¥1,575

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