絶対、最強の恋のうた

中村航最新刊。

タイトルがもろ恋愛小説ですってところが気に入らなかったのだけれど、でも読んでみたらただの中村航の小説だった。

登場人物たちが思ってること考えてることが今のあるいは昔の自分の考えに近くて、結局みんな考えることは同じなのか、中村航の感性が自分の感性に近いのか。その辺はよくわからないけれど、こうありたいって思えるような、考え、感性、人物、そういったものが描かれててやっぱ中村航という作家は好きだなーと思ったわけです。

今僕の周りには木戸さんはいないけれど、マリンスポーツだけは許してはいけなくなるような、そんな生き方をしたいと思わせてくれる小説です。

ISBN:4093861773 単行本 中村 航 小学館 ￥1，365