世界級キャリアのつくり方―20代、30代からの“国際派”プロフェッショナルのすすめ

すげーと思える人が薦める本ってのは大抵面白いし役に立つ。(一般的にすげーって事じゃなくて、実際に自分の目で見てそう思える人だけだけど。)まあそんなんで、すげー人が褒めてたので読んでみました。

端的に感想を言えば面白いが冗長。
世界で戦える、競えるプロフェッショナルとは何か、どうすればそこに到達できるのか。そんなような事が書かれてます。当然と言えば当然と感じることも多いです。けど、それを常日頃意識するのは難しい。それを当然にこなしていけるのが、すげー人ってことかもしれません。さて、本文でプロの要件として挙げられていたのが「パッション」と「プライド」。情熱と誇り。これらを維持し続けられる強さがプロには必要だそうな。納得。また、如何にしてプロが育つかということで、「背中を見て育つ」的なことが書かれていましたが、納得。上が魅力的であれば下は自然とついていくものです。
いい本です。でも長い。具体的な話の部分が多すぎる。要点だけまとめ直して半分くらいの分量で新書にして出版し直したらいいのに。


ISBN:4492555595 単行本 石倉 洋子 東洋経済新報社 2006/05 ￥1，575