いろいろあって寝たのが午前3時過ぎだったのに、午前6時半頃チャイムの音で起こされる。
朝っぱらから誰だよ!こっちはまだほとんど寝てねぇんだよ!と内心思いつつ出ると入国管理局と書かれた腕章を巻いた人々がぞろぞろと。
「入国管理局のものですけど日本人だよね?何か身分証持ってる?」と聞いてくる。
「学生証でいいですか?」と聞いて学生証を提示。
「はい。ご協力ありがとうございます。この辺中国の人多いでしょ、結構近所から苦情来ててね。君も何かあったら連絡してね。」と入国管理局の人。
「ご苦労様です。」おやすみなさい(心中)と言って部屋に戻るも、正直3分の2くらい寝ていた頭で何が起こったのかよくわからず。
しかし問題はその後。
まーいいやとにかく寝ようと思って横になったのだが、外が五月蝿い。
ドタバタ走る音やらガンガン何かを叩く音。また窓の外から聞こえてくる多人数の会話。
寝れん!
横になったまま寝付けず外が静かになったのは11時過ぎ・・・。
バイトは3時半からだったので2時起床。
シャワー浴びて飯食ってレッツゴー。

そしてバイト先で同じ持ち場で2週間弱指導してくれるかたが・・・
最初は30過ぎの男の人とか言われてたのに行ってみると若い女の人。
しかし問題は性別じゃない、その方中国からの留学生とのこと。また中国!今日は中国な日!
(いや、別に中国嫌いじゃないですよ。ただ今日に限って縁があるなと思っただけ。)
さてそんな留学生Gさん、ホールの人と年齢の話しになり、「最近19になったばかりなんですよ」とのこと。

ホールの人「誕生日いつなんですか?」
Gさん「ハチガツニジュサンニチデス」
俺「^@」;:¥・??!!」

はてさてこれで同じ誕生日の人に会うの5人目です。
そうか8月23日生まれ同士は引かれ合うのか。
まあ店長の策略かもしれないのでその辺はいずれ聞いてみようかと。

でまあ肝心の仕事のほうですが、正直きつそ。
今は研修ということでGさんと一緒にやってますが、その後は一人でやってもらうとの事。
今日慣れないということもあるけれど二人でもきつかった。(そして不謹慎ながら心の中で雨に感謝した)
一人でやるとかまじで恐ろしい。。。

まあそんなこんなで疲れて帰って来て気が付いたのは
俺3日連続で一日一食生活orz

mixi始めました

2005年9月5日
ニックネームD
名前は吉田ジョニー

Don’t think! Feel!
今日からバイト。今日は研修。
なんかいろんな友人から怒られるだろうから覚悟してたほうがいいよと言われ、それなりに覚悟していったわりにはほとんど怒られなかったり。
まあまだ店が実際にまわってないからか。
勝負は明日以降なり。

さてさてそんな研修帰りの京浜東北線。
なんか正面に座ってる人の髪の色が赤い!赤いというか紅い!
うわっ、紅い髪って・・・と思ったが、なんか妙に似合ってる。
むしろ普通に似合ってる。
そのまま雑誌とかに出てても違和感なさげですげーなと思ってたら、その人の読んでた本がドラえもん!
紅い髪の綺麗なお姉さんが電車の中で読んでいた本がドラえもん。
そんなギャップにショックを受けたバイトの帰り道。

orz

2005年9月3日 日常
ひさびさにorzな日

忘れてた

2005年9月2日 日常
インターン中にあった面白いことがもうひとつ。

初日の夜にコンビニで買ったガリガリ君が当たりました。

ガリガリ君が当たるのは今年二度目。
4月に当たった時は気が付いたら当たり棒が行方不明になってしまった。
今回こそは。
でも八王子のセブンで当たったものを近所のファミマで引き換えるってのもなあ。
そもそもこの年でコンビニでガリガリ君のあたり棒を引き換えるってのが恥ずかしいかも。

あ、そういえばインターン中に21になったんだった。
なんかだんだんと誕生日がなんでもないただの一日に近づいている気がするなあ。
昔は誕生日を迎えるとなんだか楽しかったり逆にまた一つ年をとってしまったと一喜一憂してたけど、最近はほんと年齢が一つ増えるだけって感じになってきたなあ。
賃金の全く出ないインターンへ行って折角手に入れてきた朝起きて夜寝るといういわゆるまっとうな生活習慣(少なくとも僕はまっとうと考える)を僕は早くも失ってしまった。朝7時に起きなくてはならないという制約から解放されて寝たいだけ存分に寝ることが出来る日々を取り戻した僕は案の定大して眠くもないのに昼過ぎまで寝続けたりして夜寝れなくなった。夜になってもなかなか布団へ足を運べないのは寝るのがもったいない、寝る時間を削って何かしたいという思いが強いというのが一因なんだけど結局その何かってのは何でもなくてただ睡眠時間だけが少なくなっていく。否、睡眠時間は変わらないけど就寝時間が遅くなって起床時間もそれに合わせて遅くなって結局また就寝時間が遅くなっての悪循環にはまっていく。それから夜なかなか寝ない理由は他にももちろんあってその一つは単純に夜という時間が好きってことだと思う。夜は静かで暗くてちょっと冷たくてちょっと寂しくていろんなことをゆっくりどっしり考えたり感じたりするには最適だ。夜には夜の時間が流れててたぶんそこにはちょっと寂しがり屋でちょっと恥ずかしがり屋の夜の僕がいて遠くに聞こえる人の気配とかうっすら見える窓の灯りなんかになんとなく安心したり逆にすごく不安になったりするんだと思う。昼に吸う煙草と夜に吸う煙草は同じものでもちょっと味が違う気がするからたぶんその程度には夜の僕は存在してるはずだ。でも昼の僕と夜の僕の境界はあいまいで何時になったから切り替わるってわけじゃないしいつも必ず切り替わるってわけでもない。そもそも夜の僕なんてスイッチで切り替えられるほどには存在してない。とかなんとか夜の僕なんて意味のよくわからないものを引っ張りだして結局何が言いたいかっていうと僕は夜が好きだから夜なかなか寝ないで代わりに昼間寝るっていうNOTまっとうな生活を送っているっていうことだ。もちろんそんな昼夜逆転生活ができるのも大学生のうちだけで僕は大学を卒業した自分がどんな生活を送るのか現時点では想像もつかないけれどまともに働いているとしたら少なくともこんな生活は送れないことを知っている。だからこそこの限られた期間の中で夜という時間を楽しみたいんだと思う。まあそんなのは全部昼過ぎに起きた時大抵後悔したり形だけの反省をしたりする自分への言い訳に過ぎないんだろけど。

GLAMOROUS SKY

2005年8月31日 音楽
映画の予告編で流れてたのを聞いた時はなんとも思わなかったのに、先日のMステで聞いて以来エンドレスリピート。
中島美嘉って実はあまり聞いたことなくて、全体的にバラードのイメージが強く嫌いじゃないけど特に好きでもなかった。
でもこれははまった。
まあ曲をHYDEが作ってるってのも大きいけど、でもそれ以上に中島美嘉の声がロックに合う。
別に原作のイメージ通りとかそういうことじゃなくて単純にかっこいい。
これからもこういうロックな曲出さないかなあ。
あと中島美嘉が歌うラルクの曲とか聴いてみたいな。
最近の曲もいいけど「HONEY」とか「HEAVEN’S DRIVE」あたりを聞いてみたい。




NANA starring MIKA NAKASHIMA 矢沢あい HYDE KAZ ローリ・ファイン 根岸孝旨 Mmm.31f.Jp CD ソニーミュージックエンタテインメント 2005/08/31 ¥1,835
インターン中の土日、暇だったのでBOOKOFFで立ち読みしてたら泣きそうになった。
最近涙腺緩いかも。


ISBN:4091861571 コミック 高田 靖彦 小学館 2004/10 ¥500

インターン終了

2005年8月30日
というわけで帰ってきました。
まあいろいろ思うところもあったわけですが、細かく書くと長くなるので面白かったことを時系列に沿って端的に。

面白かったこと

1.借りたロッカーの隣の人の名前が某Y先輩と同姓同名だった。しかも漢字も完全に一致。(1日目)

2.飲みに連れて行って頂いた席で会社のインターン担当の人に「君は飲むとのびるね〜」と言われた。(3日目)

3.業務終了後携帯の電源を入れた瞬間電話が鳴り、出るとT中からの麻雀の誘いだった。
「もしもーし、今日麻雀せん?」
「すまん、今インターン中だから流石に無理。」
「インターン一日いくらもらいようと?」
「まったくでんよ。タダ働き。」
「こっちくりゃあ5千円でんぞ。」
「は?」
「どうせ毎回それくらい勝ちようやろ。」
「・・・」
(8日目)

4.記憶にある限り初めてB型っぽいと言われた。(A型です)(最終日)

明日から

2005年8月20日
一週間ちょっとインターンシップ行ってきます

みんな元気。

2005年8月19日 読書
5編の短編集。
表題作『みんな元気。』は冒頭から姉がベッドで浮いてたりと相変わらずのぶっ飛びっぷり。
が、後半はストーリーとかもう完全に崩壊してるのは気のせいでしょうか。
舞城作品、あらすじとかもはや意味がないものも多い気がします。
『みんな元気。』とかは結構そんな感じ。
対して他の作品は意外とわかりやすい話が多かったです。
『スクールアタック・シンドローム』で父親が一生懸命息子の求めることを理解しようとしながら説教するのに、なぜか小説の書き方について説教しちゃうとこなんかかなりツボでした。

舞城作品も残すところ『好き好き大好き超愛してる』のひとつ。
とりあえずすでに舞城中毒・舞城信者です。



ISBN:4104580023 単行本 舞城 王太郎 新潮社 2004/10/28 ¥1,470
ひさびさに森作品。
正直「四季」あたりからつまらなくなっていると思われる森作品だが、これはまたずいぶん方向性を変えてきたなあという作品。
森博嗣と言えば「すべてがFになる」に代表されるミスリィ作家だが、これは単純にミステリィではなく、『ミステリィ&ラブ・ストーリー』

窪居佳那・二十四歳・大学院のドクタコースに在籍中。趣味は「どきどき」の探求、悩みは飲酒時の記憶喪失。講座の後輩の爽やか好青年・鷹野史哉、同じく後輩で人形オタクの水谷浩樹、指導教官の相沢助教授、謎の怪僧・武蔵坊―佳那を一番どきどきさせるのは誰か?
上質の「どきどき」が満載のミステリィ&ラヴ・ストーリィ。
(帯より)

まあなんというか、また新たな森博嗣。
『工学部水柿助教授の日常』とか『奥様はネットワーカ』に近い印象だが基本は主人公の恋愛話で、従来の森作品のファンとしては正直微妙。
ただ森博嗣がミステリィ以外の作品を書いたらどうなるのかってのは前から気になってたところだし、この作品も従来の森博嗣を期待するからダメなわけで、これはこれと思えばそれなりに読める。
最近の森ミステリィは正直いまいちなのでこういう風に今までと違ったジャンルの作品には期待。

ISBN:4048735993 単行本 森 博嗣 角川書店 2005/04/25 ¥1,680

Comic Baton

2005年8月18日 読書
勝手に受け取ってみる。

・【Total volume of comic on my Bookshelf】
(本棚に入ってる漫画単行本の冊数)

下宿の本棚に60くらいあったけど引越しの際にうっぱらって今は20くらい。
実家の本棚にあった漫画は3ヶ月くらい前にほとんどうっぱらってそれが300ちょいだったような。
今残ってるのは「ヒカルの碁」だけですかね。

・【Comic thought to be interesting now】
(今面白い漫画)

「おねがい朝倉さん」(大乃元初奈)
4コマ漫画です。「まんがタイムオリジナル」とか「まんがタイムジャンボ」あたりで連載してます。
OLの朝倉さんが主人公の4コマ漫画ですが、特にネタが面白いとか落とし方がうまいとかそういうんじゃなくて、とにかく朝倉さんがかっこいい。そんな4コマ漫画。

ほかにもいろいろあるけど挙げだすときりないので。

・【The last comic I bought】
(最後に買った漫画)

「おねがい朝倉さん 4」(大乃元初奈)
5巻は9月2日発売。

・【Five comic I read to a lot, or that mean a lot to me 】
(よく読む、または特別な思い入れのある5つの漫画)

「ヒカルの碁」(ほったゆみ・小畑健)
単行本1巻を買ったとき友人に「囲碁漫画なんか読んでんの?」と笑われた記憶が。面白いんだよ!

「鋼の錬金術師」(荒川弘)
うちの本棚にはわりとマイナー漫画が多かったけどやっぱり最初から評判がよかったのがこれ。でもここまでブレイクするとは当時は思いもよらず。

「天才ファミリーカンパニー」(二ノ宮知子)
「のだめ」で知った漫画家だけど個人的にはこっちのほうが好き。なんとも爽快なコメディです。

「ダイの大冒険」(三条陸・稲田浩司)
後半、ハドラーと親衛騎団がかっこよすぎると思います。

「生きるススメ」(戸田誠二)
WEBSITE「コンプレックス・プール」で掲載していたものに書下ろしを加えて単行本化したもの。
個人的にかなりツボな漫画家。

・【Comic I’ve never read,but I want to read.】
(読んだことはないが、読みたい本)

「ピアノの森」(一色まこと)
面白いという話はよく聞いてたけどなんとなくまだ読んでない漫画。

・【Five people to whom I’m passing the baton 】
(バトンを渡す5名)

えーと、ここ見てる方は適当に持ってってもらえるとうれしいです。
愛しきT村町立図書館だが1つ困ったことがある。
それは喫煙所。
喫煙所はちゃんと建物内にあるうえにテーブル・灰皿・さらには自販機も置いてあってしかもきれいとなんとも充実してはいるのだが、実はひとつ大きな問題があったりする。
この喫煙所、暑いのだ。それも中途半端に。
まあ喫煙所だし空調なくてもしかたないか、と思うとそうではない。
空調は一応働いていて外と比べればいくらか涼しいのだ。
が、その温度設定がおかしいのか外よりは涼しいものの明らかに暑い。
煙草を1本吸い終わる頃には汗だくとまではいわないもののまあ不快な程度には汗をかいている。
しかもこの温度、たまたまその1日だけおかしかったというわけではない。
自宅が禁煙のため図書館へ行くたびに1本吸って帰るのだが毎回中途半端に暑いのだ。
もはやこれには意図的なものを感じる。
喫煙者に対する嫌がらせ。喫煙者は肩身がせまいな。

(当然、単純にあまり人の出入りのない喫煙所で空調を動かしてもエネルギーの無駄、ということなのかもしれないが、近年の急激な嫌煙の流れを思うに単なる被害妄想とも言い切れないんじゃないかなあと。嫌煙家が煙草を嫌う想いは愛煙家が煙草を愛する想いを遥かに凌駕するように思う。しかも前者は自分が絶対的に正しいと思ってたりすることがあるので危険。)

とかなんとか言ってみたけど本当は世間の流れがすっかり嫌煙・禁煙だからちょっとすねてみただけ。

リレキショ

2005年8月16日 読書
今日は図書館へ行ってまったり読書。
雑誌コーナーで「ダ・ビンチ」の「I LOVE YOU」の特集を読む。
改めてすごい作家を揃えたなと思うも、中村航、中田永一の二人は知らない。
どうせ「I LOVE YOU」はいつか読むつもりなので予習のつもりで中村航の作品を読もうと思い立つ。(中田永一氏に関しては著作が記されていなかったので断念。まあこの方は某有名作家との噂ですが。)

そんなこんなで借りて帰ったのがこの『リレキショ』(第39回文芸賞受賞作)
姉に拾われた僕が「半沢良」になって深夜のガソリンスタンドでウルシバラから「招待状」を受け取る。
と、あらすじだけ聞くと何が何だかな話。
だけどこれが「よかった」
面白いか面白くないかと聞かれたらそれは面白いと答えるけど、でもそれ以上に「よかった」と思える作品だった。
文庫を1冊手元に置いておきたい。
というか文庫化したら売れると思うんだが文庫化しないのかな。。。

まあ何はともあれ「I LOVE YOU」への期待がいっそう高まったという話。

しかし帰省してから読書しかしてないorz


ISBN:4309015158 単行本 中村 航 河出書房新社 2002/12 ¥1,365

九十九十九

2005年8月16日 読書
清涼院流水のJDCシリーズトリビュート作品。
最近ずっと舞城作品ばかり読んでいたので耐性はあったつもりだったが今回ばかりは正直きつかった。
ぶっとびすぎ。
別に清涼院作品を読んだことがなかったから意味がわからないってわけじゃないと思う。
ストーリーなんてあってないようなもの。
ミステリ作品?と思ってたら、否。
前半はまだ読める、が、後半はもう何がなんだか。
良くも悪くも舞城らしさが爆発したような感じ。
量も約600pと長いので舞城好きを自認している人以外にはオススメできない。
また予備知識としてJDCのことや聖書について多少の情報をもっていたほうがいいかも。
あと長いけど読むときはできるだけ一気に読みましょう。
ただでさえ結構意味不明なのに分割して読むとさらにわからなくなると思います。

さて、そんなこんなで舞城作品も残すところ『好き好き大好き超愛してる。』、『みんな元気。』の二つ。
しかしこの二つ図書館では貸出中だし新品で買うにはちと高い。
はてどうしたもんか・・・


ISBN:406182306X 新書 舞城 王太郎 講談社 2003/04 ¥1,575

熊の場所

2005年8月15日 読書
表題作「熊の場所」のほか「バット男」、「ピコーン!」を収録した短編集。
「熊の場所」は第15回三島由紀夫賞候補になってるし、どちらかというと純文系舞城。
どの短編もそれぞれ違ったテイストで面白い。
この三つの短編を組み合わせて「阿修羅ガール」になるようなイメージだった。

この表紙見て思い出したけど、こないだ渋谷のBOOK1ST行ったとき講談社ノベルスの棚に行ったら舞城作品が平積みされていた。
やっぱり舞城は人気作家なんだなーと実感。


ISBN:4061824074 新書 舞城 王太郎 講談社 2004/12/07 ¥819
「世界は密室でできている。」
このタイトルと講談社ノベルスから刊行されていることを考えると、本格とまではいかなくてもミステリものの作品と思ってしまうが、否、これは青春小説だ。
たしかに密室はたくさん出てくるし、それを名探偵が解決していくがそんなのはおまけだ。
これは15歳の僕と14歳だけど名探偵のルンババの青春小説なのだ。

舞城王太郎という爽やかさとはほど遠い作家の送る青春小説。
いっそミステリ要素なんて排してしまえばとも思うが、あのとってつけたようななんとも投げやりなミステリがあるからこそこの小説は映える。

舞城好きはもちろんだが舞城入門としても読みやすいかも。



(どうでもいいちゃどうでもいいですが文庫版の装丁はあまり好かんです。こっちの装丁のほうがグッド。)



ISBN:4061822462 新書 舞城 王太郎 講談社 2002/04 ¥798
吉川英治文学新人賞が好きとかいいつつ伊坂幸太郎がこれで受賞していたの知らなかったorz
というわけで伊坂幸太郎の吉川英治文学新人賞受賞作読了です。

「一緒に本屋を襲わないか?」
大学生になり一人暮らしを始めた僕が最初に出会ったのが黒猫、次が悪魔めいた長身の美青年。いくら騙されやすい僕だって初対面の男に強盗の誘いを受けるのがおかしい事だって分かっていたはずなのに、僕は今本屋の裏口でモデルガンを片手にボブ・ディランを歌っている・・・


かなり面白かったです。伊坂作品そんなに読んでないけど『オーデュボンの祈り』に匹敵する面白さで個人的に伊坂作品の中でベストかも。
伊坂作品の特徴である魅力的な登場人物、日常と非日常の境界、軽快な文章、そして緻密な構成、それらすべてがふんだんに盛り込まれてこれぞ伊坂!といった感じです。
不可思議な出来事、なんでもないような会話、それら一個一個のピースが次第に一枚の絵になっていくのは本当に爽快。

最近舞城作品追っかけてますが舞城とはまた違った知性を感じます。
クールでハイセンス。やっぱ伊坂作品は面白いです。


ISBN:4488017002 単行本 伊坂 幸太郎 東京創元社 2003/11/20 ¥1,575
昨日図書館で借りてきた中の1冊。
舞城っぽいが舞城っぽくない。
舞城の意味不明なところはふんだんに含むも、あの圧倒的な文圧がない。
なんともメルヘンな純文系舞城作品。
それほどつまらなくもないけど、感動するほどおもしろくもなかった。

この前読んだ『煙か土か食い物』は感動するほど面白かった。
俺はいったい何に感動したのかって考えてたらそれを表現するのにぴったりの言葉を見つけた。
『圧死するような家族愛』
これだ!
あの血と暴力と破壊に満ちた奈津川家に溢れる家族愛。
ほんわかまったりな暖かい愛なんかじゃなくて、窒息して死んでしまいそうな愛に感動したのだ。

まあ何はともあれもうしばらく舞城作品を追いかけてみようかと。

ISBN:4062121131 単行本 舞城 王太郎 講談社 2003/10 ¥1,575

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